ウイスキー文集

ちょっと一息。

「ウイスキー文集&名言」

男が飲むと家が半分燃え上がる。
女が飲むと家全体が燃え上がる。(ロシアの諺)
一人の人間が習慣的に大量の酒を飲むようになるには
様々な理由がある。 理由は様々だが、結果は大抵同じだ。
村上春樹 「羊をめぐる冒険」
 
「君がおれのアルコールだ」
中島らも『今夜、すべてのバーで』

なぜ、BARでウイスキーを頼む女性に惹かれてしまうのだろうか?
・ウイスキー女子はとてもセクシーだ。
内に秘める情熱を持っている。目は強く前を向いている。
お酒の頼み方が普段の行動パターンを映す鏡だとするならば、
彼女たちは何事も中途半端がキライだ。

・ウイスキー女子はとても弱い。
ハードリカーの味わいはとても強い。40度を超えるアルコールは胸を熱くする。
「男なんてくだらない」と言いながらその胸を熱くするウイスキーに駆られる。
とても弱い。けど、弱味は見せない。
カウンターでは絶対に泣かない。

・ウイスキー女子は今を生きる。
こんなに飲んだら明日の朝は確実にむくんでいる。
顔も足もひどいことになっている。かもしれない。。
けれども、今日という日を終えるには、
まだまだラフロイグの様なクセが必要だ。
とても普通ではおさまらないクセが。

・ウイスキー女子は僕たちの心を掴む。
男も女も指が好きだ。指はグラマラスだ。
ウイスキーグラスを持つ仕草は、男性の理想をかき乱し、理性を奪う。
彼女は空になったグラスを見つめ、次は何を頼もうか考えている。
バックバーを見つめ、ひとつのボトルを指差した。
その銘柄を見た男は心を完全に掴まれた。

「ジョニー・ウォーカー・ゴールド」

人は決して孤立などしていない 互いに気付かぬだけですでに出会い共に旅立っている 誰かの存在は必ず誰かを必要とし影響しあい支え合う 最高のバーとはそんなことが信じられる場所なのかもしれない
マンガ「バーテンダー」より

ウィスキーの仕事は私にとっては恋人のようなものである。
どんな苦労でも苦労とは感じない。
むしろ楽しみながら喜んでやるものだ。
竹鶴政孝